グローバル・ユニオン、投獄されたベラルーシの組合活動家の即時釈放を要求

2022年5月14日

2022年4月19日、ベラルーシ民主労働組合会議(BKDP)の指導者と活動家20人以上が国家保安委員会によって拘束された。何人かはその後釈放されたが、アリアクサンドル・ヤラシュクBKDP会長・ITUC(国際労働組合総連合)副会長・ILO理事とシャルヘイ・アンツセビッチBKDP副会長など、少なくとも10人が今なお拘留中である。彼らは政治犯である。

彼らはベラルーシ共和国刑法第342条第1部に基づいて嫌疑をかけられており、調査の間、公判前拘置所に移送された。第342条に基づく嫌疑には、社会秩序を著しく乱す行動の準備が含まれており、科せられる可能性がある処罰は逮捕、2〜5年間の自由の制限、最高4年の禁固である。私たちは彼らの即時釈放と、権力を保持するために2020年の選挙で不正を行った正当性のないアレクサンドル・ルカシェンコ政権によるすべての告発の取り下げを要求している。

 

彼らの逮捕と処遇は、幅広い憤慨と抗議を引き起こしている――労働組合活動に直接関連した政略的事件や、民主主義とその重要な構成要素である独立労働組合主義に対する攻撃が発生した。

 

合法的な結社の自由の権利の行使を理由とする労働組合指導者の逮捕は、たとえ短期間であっても基本的人権の重大な侵害であり、それはガイ・ライダーILO事務局長が特別公式声明を出し、直接ベラルーシ政府に語りかけたことに表れている。私たちは、来るILO(国際労働機関)総会とそれに続くILO理事会を利用して、正当性がないベラルーシ政権に対する圧力を強める。

 

獄中にある仲間の労働組合員とは、弁護士や手紙を通してしか連絡を取ることができない。私たちは彼らを直接訪問する権利を要求しており、その趣旨でベラルーシに連帯代表団を送ろうと努めている。

 

私たちはグローバルな労働組合として、ベラルーシの労働組合に対する、ひいては世界の労働者・労働組合に対する、この不当で受け入れがたい攻撃について黙っているつもりはない――1人に対する不当な扱いは全員に対する不当な扱いである。

 

グローバル・ユニオン評議会(CGU)による声明(2022年5月13日)