
IndustriALL Global Union
インダストリオール・グローバルユニオンは、グローバル化の負の側面に対して製造系の労働組合がより強力なGUF(国際産業別労働組合組織)を構築し対応すべく、2012年6月、IMF(国際金属労連)、ICEM(国際化学エネルギー鉱山一般労連)、ITGLWF(国際繊維被服皮革労組同盟)の3組織が統合し、結成された国際産業別組織。140か国、5,000万人を代表している。
インダストリオールの目的は、国際連帯を通じ、世界中の労働者の人権や基本的労働組合権の保護・確立、賃金・労働条件の向上を図ることである。
本部は、スイス・ジュネーブ。4年毎に世界大会が開催される。2016年10月ブラジル・リオデジャネイロで開催された第2回世界大会で、会長にイェルク・ホフマン氏(ドイツIGメタル)、書記長にヴァルター・サンチェス氏(ブラジル全国金属総連合CNM/CUT)が選出された。
地域事務所は世界6か所にあり、アジア太平洋地域では東南アジア事務所をシンガポールに、また南アジア事務所をニューデリーに置いている。
主な活動
- 組織化
- グローバル枠組み協定及び多国籍企業ネットワークの推進
- 安全・衛生キャンペーン
- ストップ不安定雇用キャンペーン
- 最低賃金及び生活賃金向上キャンペーン
- ジェンダーに関する活動(女性参画推進、母性保護等)
アクション・プラン
- 労働者の権利の擁護
- 組合の力の構築
- グローバル資本への対抗
- 不安定雇用との闘い
- 持続可能な産業政策の促進