世界女性大会始まる

2019年11月13日

インダストリオール・グローバルユニオン世界女性大会は、労働組合が女性の平等な参画、参加およびリーダーシップを確保し、仕事の世界でジェンダー平等を達成するための変革的アジェンダをめぐり討議する。

女性大会プログラムは「私たちの未来、私たちの組合」をテーマに、現状と現在の組合のあり方に異議を唱え、女性の平等を妨げる組織的障害への取り組みによって進展を加速させるための戦略を提案できるように作られている。

ジェニー・ホルドクロフト・インダストリオール書記次長は次のように語った。

「組合と職場で女性参画と平等に進展が見られるが、変化のペースが遅すぎる。女性抜きで形成された組合の機構や文化に女性が適合することを期待するだけでは十分ではない。組合が変化する仕事の世界で女性・若年労働者を組織化するという課題に直面している今こそ、平等を完全に受け入れるときだ」

11月18~19日にスイス・ジュネーブで開催される大会には、世界各地のインダストリオール加盟組織から200人を超える女性が集まる。

この行事では女性たちに、私たちが現在知っているモデルに基づく組合に関する仮定を忘れて、より包括的な組合はどのようなものかを想像するよう求める。

大会では、女性指導者たちが関連組合・産業におけるジェンダー平等の現状と、状況を改善するために組合が実施している行動に関する実態を伝える。特に焦点を当てるのは、仕事の世界における暴力とハラスメントに関する新しいILO第190号条約の達成と、批准キャンペーンにおける今後の措置である。

討議では、若い女性労働者の関心と期待に注意を払いつつ、インダストリー4.0とそれが職場で女性に及ぼす影響や、新しい形態の雇用が出現し、労働者の人口動態が変化している中での組織化の課題を取り上げる。

最後に大会は、インダストリオールが規約とアクション・プランでどのように変革的アジェンダを推進できるか、男性組合員・指導者をジェンダー平等を求める闘いに全面的に関与させるにはどうすればよいかに関する勧告を立案する。

世界女性大会はフェイスブックでライブストリーミング配信し、あらゆる場所の女性が討議をフォローして参加できるようにする。