インドの労働者、モディ政権の反労働者的な政策に対抗してスト実施

2020年1月8日

1月8日の全国ストに、インド全域で2億5,000万人以上の労働者が大挙して参加した。多くの州で、抗議行動に参加した労働者が拘留されたが、ストは平和的に行われた。

インド全国で多数の労働者が結集し、モディ政権とその反労働者的な政策に対する憤りが明らかになった。労働組合の共同プレスリリースによれば、一部の州では全面的な労働争議が発生したが、このストはインドの多くの州で完全に実施された。

(写真キャプション)

1月8日に集会で演説するサンジャイ・バダブカール

インドのインダストリオール加盟組織は、タミルナードゥ、カルナタカ、アンドラプラデシュ、マハラシュトラ、ラージャスターン、マディヤプラデシュ、ウッタルプラデシュ、ジャールカンド、チャッティースガル、ハリヤナ、オリッサなど多くの州で共同抗議デモを実施した。

ヴァルター・サンチェス・インダストリオール・グローバルユニオン書記長は次のように述べた。

「インダストリオールは、インドの加盟組織とインドの労働組合運動が何百万もの労働者を動員し、大成功を収めるストを組織したことを祝福する。組合員の権利を守るこの真の闘いにおいて、インダストリオールはインドの組合と協力し合い抵抗する」

ヴァルター・サンチェスは、これに先立ってインド首相宛の書簡で、経済開発の低迷、労働者削減の全国的拡大、雇用危機の悪化に対して深刻な懸念を表明。インドの労働組合運動の要求憲章が労働者の問題に対する解決策を提供しようと試みていることを強調し、インド政府に要求への即時対応を求めた。インドの加盟組織にもメッセージを送り、世界中のインダストリオール加盟組織にインドの加盟組織を支援するよう促した。

インダストリオール執行委員でINTUC会長のG・サンジーバ・レディー博士は次のように述べた。

「組織部門と未組織部門、農村部と都市部の労働者から全面的な支持を得て、ストは大成功を収めている。政府が中央労働組合との協議を開始し、私たちの要求を解決することを願っている。政府が非協力的態度を続けるなら、労働者の闘いを強化するしかない。将来の行動方針は、すべての労働組合が共同で決定する」

インダストリオール執行委員を務めるサンジャイ・バダブカールSMEFI書記長はこう述べた。

「ストへの労働者の積極的な参加は、政府の反労働者的な政策に対する怒りを示していた。何より、今日のストには全国を通じてさまざまな層の人々が参加した。政府は方針を変更し、労働組合の要求に取り組むべきだ。そうしなければ、労働者の強い抵抗にさらされざるを得ない」

このストは中央労働組合のINTUC、AITUC、HMS、CITU、AIUTUC、TUCC、SEWA、AICCTU、LPFおよびUTUCが共同で組織し、金融部門組合と多くの独立労働者組織が参加した。さらに重要なのは、今回のゼネストでは農家、農業労働者、学生および教員と幅広く連携したことである。