青年アカデミー、東南アジアで活動家の強力なネットワークを構築

2023年3月27日

インダストリオール-FES東南アジア青年活動家リーダーシップアカデミーでの3年間の訓練によって、地域の若い労働組合員のネットワークと彼らの要求が強化された。

訓練の結果、インダストリオール青年決議をもとに作成された具体的なアクション・プラン、労働組合活動の全レベルで若年労働者を増やすためのキャンペーン計画、効果的な交渉者になるための若年労働者の技能強化、ジェンダーに基づく暴力とハラスメントをなくすためのキャンペーンが生まれた。

青年アカデミーはCOVID-19パンデミック下でオンライン会議を開き、変化する仕事の世界、多国籍企業と労働者の権利、貿易協定と社会的公正、ジェンダーに基づく暴力の根絶について議論した。

「東南アジア青年アカデミーを続けた結果、集団で議論・行動する強力な活動家のネットワークが構築された。この将来の組合指導者たちが、効果的に組合を運営して互いに支え合い続けるために、十分な能力を身につけてくれることを期待している」とインダストリオール・グローバルユニオンのサラ・フローレス青年担当コーディネーターは述べた。

3月13-16日にフィリピン・マニラで初の対面セッションが開かれ、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンから若年労働者が集まった。

参加者はボニファシオ記念碑とサンチャゴ要塞を見学、フィリピンの解放闘争からインスピレーションを受け、各自の国の歴史を青年活動と関連づけ、政治課題において青年が重要な役割を果たすことを認識した。

会議室に戻って、仕事の概念や新しい労働形態、公正な移行、組織化・キャンペーンを中心に活発に議論した。若い労働組合員たちは青年方針についても議論した。

「今後も若年労働者を組織化していかなければならない。組合は、職場ですべての若年労働者の少なくとも10%を組織化することを目標に、青年向け訓練モジュールと組織化キャンペーンを開発すべきだ」とインダストリオール東南アジア・東アジア・太平洋青年作業部会のインタン・インドリア・デウィ書記は述べた。

参加者は、6月19日のインダストリオール・グローバル青年会議と併せて、ソーシャルメディアキャンペーンとフラッシュモブの企画を決定した。

「組合は若者の未来に関する交渉に若年労働者を参加させるべきだ。青年活動家向けに交渉訓練を行う必要がある。すべてのインダストリオール加盟組織に青年決議を周知させなければならない」とインダストリオール東南アジア・東アジア・太平洋青年作業部会のジーン・フェイ・ダグマン共同議長は述べた。