インダストリオール・カンボジア女性委員会の再活性化

2024年2月22日

2月20日、インダストリオール・カンボジア女性委員会は、新型コロナの流行が収束しつつある今、女性の権利のために闘う取り組みを強化する計画を発表した。

カンボジアの9加盟組織から16人の女性組合幹部がプノンペンに集まり、カンボジアにおける女性労働者の権利の現状を検討した。

パンデミックの間、女性委員会が活動していなかったにもかかわらず、組合は女性労働者の権利擁護を止めなかった。工場レベルの組合内で多くの新しい委員会が結成された。

女性リーダーたちは、母性保護に関するILO条約第 183 号や暴力とハラスメントに関する条約第 190 号など、国際労働基準の採択を積極的に求めている。また、3月8日の国際女性デーや「ジェンダーに基 づく暴力に反対する16日間の活動」の行事にも参加している。

会議の中で、女性委員会は、四半期ごとの会議にもっと多くのメンバーが参加できるよう、運営ガイドラインを更新した。女性委員会は、女性組合員のために訓練や指導力開発を提供し、ソ ーシャル・メディアやビデオ・プラットフォームを使ってより多くの女性 労働者とつながることを計画している。

 また、インダストリオール主催の国際交流プログラムに参加し、190 号条約とジェンダーに基づく 暴力を撲滅する方法についてさらに学ぶことを楽しみにしている。

カンボジア労働組合連盟(CLUF)女性委員会のニム・ファラ委員長は次のように述べた:

「女性委員会の再編は私にとって大きな喜びだ。女性の利益を直接改善する多くの取り組みが2017年から実施されている。早くカンボジアに強力な女性委員会ができた後にもそうしたい。一緒に行動を起こす必要がある。」

インダストリオールの東南アジア地域事務所長ラモン・セルテザは、組合内や意思決定プロセスにおける発言力を強化するために女性・若年女性労働者が果たす重要な役割を強調した。