デュー・ディリジェンスに関するEU法:製造業労働者は不履行を認めない

2024年2月29日

インダストリオール・ヨーロッパとインダストリオール・グローバル・ユニオンは、140カ国・5,000万人の労働者を代表し、いくつかのEU加盟国が2023年12月に自ら達成した政治的合意を守らず、昨日デュー・ディリジェンスに関する欧州法の採択を断念したことによる受け入れがたい政治的後退を糾弾する。

欧州議会が、環境基準、人権、労働者、労働組合の権利の尊重をグローバル・サプライチェーンのすべてに義務付ける、史上初のデュー・ディリジェンスに関する国境を越えた法律の起草プロセスを開始して以来、激しい議論と政治的妥協が繰り返され、3年が経過した。グローバル・サウスの製造業労働者から、ヨーロッパの企業とNGOの広範な連合に至るまで、何百万もの人々が「もうたくさんだ」と声を上げた。企業のDNAに社会的責任経営を根付かせることに失敗した、行動規範や憲章、「遵守か説明か」のメカニズムによる数十年にわたるソフト・ロー規制はもうたくさんだ。

2023年12月14日早朝、EUの3機関すべてが、EU議会と理事会での最終的な正式投票を含むわずかな手続きを経て日の目を見ることになるとされるEU法について、政治的合意に達したとき、こうした何百万もの声が届いたと感じた。インダストリオール・ヨーロッパとインダストリオール・グローバル・ユニオンはこの ニュースを歓迎し、社会的対話と労働組合の全面的な関与を通じて、企業にデュー・ディリジェ ンスを義務付けることを改めて約束した。

昨日の理事会採決でいくつかの加盟国が立場を翻し、最終的にEUデュー・ディリジェンス法の正式採用を阻止したというニュースは衝撃的だった。EU選挙が間近に迫る中、ドイツ、イタリア、フランス、スウェーデン、フィンランド、その他疑念を抱いている加盟国のEU政治指導者たちが協議を再開し公約の遵守に合意するためには、あと2週間しか残されていない。

インダストリ・グローバル・ユニオンのアトレ・ホイエ書記長は、次のように述べた:

「欧州指令がこれほどまでに貿易の世界を変える可能性を持ったことはめったにない。インダストリオール・グローバル・ユニオンは、EUが長年の懸案であった妥協案を守ることができなかったことを誠に遺憾に思う。私たちは各機関に対し、HRDD指令が軌道に乗るよう懸命に努力し、最終的に企業が労働組合の基本的権利に対処する行き当たりばったりの方法を克服する真剣な試みを行えるようにすることを求める”

インダストリオール・ヨーロッパのジュディス・カートン・ダーリング書記長は次のように述べた:

「企業が環境の搾取や、自社および/または世界中のサプライヤーの労働者の基本的権利を背景に利益を上げることができる時代は終わらせなければならない!

「インダストリオール・ヨーロッパは、民主的で透明性のある包摂的な意思決定プロセスを通じて、質の高い雇用と社会的進歩を実現する社会的欧州連合を常に強く支持してきた。我々は、EUの政治協定が、密室で行われている反対交渉や日和見主義的な駆け引きによって、いとも簡単に危険にさらされることを受け入れない。

「私たちは、EUの政治指導者たちが自らの合意を守り、デュー・ディリジェンス指令を今すぐ採択するよう強く求める。」