第3回インダストリオール大会に向けて:「人民に権力を――公正な未来のために団結」

2019年11月23日

インダストリオール執行委員会は第3回世界大会に向けた機運を作り出す。

インダストリオール・グローバルユニオン執行委員会は11月21~22日にジュネーブで会合を開き、2020年にケープタウンで開催される第3回世界大会の準備を検討した。この大会は全世界に、グローバルな運動の強さと団結に関する強いメッセージを送る。

代議員は2つの大会準備作業部会、すなわちアクション・プランおよび政治決議に関する作業部会と、規約、財政および持続可能な組織機構に関する作業部会の案を分析した。今後、加盟組織に上記に関する案と指導部の指名の提出を促す。

執行委員会は、11月18~19日の強力な世界女性大会の勧告に従い、ILO第190号条約の批准と実施を求めるキャンペーンの実施を決議した

この決定に先立って、ジェニー・ホルドクロフト・インダストリオール書記次長とエバ・アルコス女性委員会共同議長が概説した。アルコスは刺激的な女性大会について報告。この大会には60カ国から200人を超える女性が集まり、職場と組合で差別や暴力、ハラスメントに取り組むための変革的アジェンダを要求した。

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♀インダストリオール女性委員会共同議長@monicalveloso:

「労働組合で女性、特に若い女性の居場所を作らなければならない。女性労働者、特に若い人たちの認知度を高める必要がある。私たちが刺激を与える相手は若い人たち以外にいない」

11:03 PM――2019年11月21日

ホルドクロフトは、女性に対する暴力という全世界で進行中の危機と、この危機と闘う手段としてのILO第190号条約の効果について話し、執行委員会に条約批准キャンペーンの実施を要求した。決議は全会一致で採択された。

イェルク・ホフマン・インダストリオール会長が代議員に、全世界に広がる民主主義的価値からの後退、貿易戦争、インダストリー4.0に起因する生産の変化、気候変動を改めて強調した。

「目前の課題に立ち向かうには強力で団結した労働者団体が必要だ。失敗は選択肢に入っていない。積極的に行動し、課題に取り組み、資源をプールし、将来の課題に向けて市民社会とともに労働組合の力を結集しなければならない」と会長は述べた。

ヴァルター・サンチェス書記長が、厳しい状況下における組織の活動について報告した。低成長と不平等拡大が爆発的に悪化し、香港、アルジェリア、ハイチ、エジプト、アゼルバイジャン、イラク、レバノン、チリその他の場所で人々がデモを繰り広げている。それぞれの暴動に現地固有の原因があるが、これらの運動は自由と民主主義、社会的保護、環境が脅かされているという共通の理解によって結びついている。

サンチェスは、580日にわたって投獄されたルーラへの確固たる支援を加盟組織に感謝した。

「彼の釈放はブラジルの民主主義回復への第一歩であり、皆さんの連帯が非常に重要だった」と書記長は述べた。

ケマル・ウズカン書記次長が、インダストリオールが国連気候変動会議に関与したこと、公正な移行を確保するために組合がこれらの討議に加わることが重要であることについて話した。

「私たちが圧力をかけなければ企業は必要なものを提供しない」

アンナ・フェンドレイ副会長がこう語った。

「私たちが代表している産業は、気候排出目標を達成するための変更によって独自に影響を受ける。ここに力がある。私たちは気候危機に影響を与えることができる」

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「気候約束を果たすためには経済を完全に転換する必要がある」とイェルク・ホフマンは言う。

「生産、インフラ、輸送、物流」

「私たちの課題は、今日仕事に就いている労働者が明日も仕事に就いているようにすることだ」

11:33 PM――2019年11月21日

ウズカンは、企業の社会的責任を確保するための拘束力のあるグローバル文書をめぐる討議を導入した。会合ではグローバル枠組み協定について議論した。この協定は単なる紙に書かれた言葉ではなく、生きた文書にする必要がある。本国の組合の関与が欠かせない。

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2019年11月22日

#ALLexcoメンバーは、国連条約など拘束力のあるグローバルな文書による企業の社会的責任の確保について話し合っている。

グローバル枠組み協定と、協定を実施して効果を確保する方法をめぐり討議している。

GFAは単なる紙に書かれた言葉ではなく、生きた文書にする必要がある。本国の組合の関与が欠かせない。GFAは梃子であり、それを支える構造を導入して初めて効果が表れる。

12:58 AM――2019年11月22日

インダストリオールは他のグローバル・ユニオンとともに、12月10日の人権デーでフィリピンに焦点を当てる。フィリピンではドゥテルテ大統領の麻薬撲滅戦争で2万7,000人が死亡した。

少なくとも43人の労働組合員が殺害されている。

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フィリピンは危機的状況にある。ドゥテルテの麻薬撲滅戦争で2万7,000人が死亡した。労働組合員43人が殺害されている。

「政府は私たちを物理的に殺し、精神的にも殺そうとしている。当局は最後には敗北すると私は信じている。希望と自由の精神は生き続ける」

6:31 PM――2019年11月22日

執行委員会は、下記組合の加盟を承認した。

  • Union Algerienne des Industries – UAI
  • ケニア理容美容労組(KUHABWO)
  • ヒスタドルート応用技師・技術者組合(UPET)
  • ロシア産業労組(IWU)
  • Union Syndicale des Travailleurs de Guinee – USTG

執行委員会は南アフリカ航空でスト中のNUMSA組合員を支持する決議も可決した。

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インダストリオール#ALLexcoは#SAAでスト中の@Numsa_Media組合員を支持する決議を可決した。

労働者は人員削減に反対し、適正な賃金を要求、この航空会社の財務基盤を立て直すために再建戦略を策定している。

背景:https://www.newframe.com/saa-more-than-just-a-salary-protest/…

SAA、単なる給与関連の抗議ではない

この国有航空会社の労働者は、SAAを破綻や民営化から救うために取締役会を解散させ、経営陣を入れ替えさせようとしてストに入った。

7:24 PM――2019年11月22日

ホワイトカラー労働者の組織化に関するサイド・ミーティングを開き、新しいガイドを導入した。