グローバルな力を強化

2020年6月23日

インダストリオール執行委員会はバーレーン、エルサルバドル、コートジボワール、ナイジェリア、パキスタン、パレスチナ、スイスおよびジンバブエの組合8団体の新規加盟を承認し、約3万人の組合員と1つの国が新たに加盟組合のリストに加わった。

バーレーン労働組合総連盟(GFBTU)は、主として造船・修理、金属およびエネルギー各部門に組合員がおり、バーレーン初のインダストリオール加盟組織である。GFBTUは、いくつかの大手企業、例えばアルミニウム・バーレーン(Abla)、バーレーン石油公社(Bapco)、アラブ造船・修繕所(ASRY)で労働者を組織化している。

パレスチナ電力・エネルギー一般労組は、ナショナルセンターのパレスチナ労働組合総連盟(PGFTU)に加盟している。同労組は2018年に設立され、電力部門の労働者を組織化している。

FISMECA(コートジボワール鉱山・金属・採石・関連活動労連)は、採石、鉱山、セメント、アルミニウム、金属の各部門に組合員を擁する。

組合員には、タタ・アフリカ・サービシズ、ボウロス・エンタープライゼス、マンディラス・グループ・ナイジェリア、ニジェール・ドック・ナイジェリア、モーター・パーツ・インダストリー、ホンダ・マニュファクチャリング・ナイジェリア、シュタイアー・モーターズ、ガルバ・ナイジェリア、プラントジェリア、ナイジェリア・シップ・ビルダーといった自動車会社の管理スタッフ、監督、管理者、上級管理者が含まれる。

2019年に登録されたジンバブエ・ダイヤモンド・関連労組(ZDMAWU)は、当初はダイヤモンド労働者を組織化していたが、範囲を広げてクロム・金・プラチナ鉱山の採掘活動も対象に含めるようになった。その中には特に、チアズワとムロワのダイヤモンド鉱山、ジンバブエ地域開発公社が所有する鉱山、アングロ・アメリカン・プラチナムのウンキ鉱山が含まれる。

全パキスタンWAPDA水力発電労組(APWHEWU)は、最大規模の公益事業であるパキスタン水力・電力開発局と配電・発電・送電会社で労働者の過半数を代表している。

「私たちのグローバルファミリーに加わる新しい組合を歓迎する。これはグローバルな連帯の重要性が認識されているということだ。より多くの組合の加盟によって、グローバル・ネットワークと労働者の権利を擁護する能力を強化することができる」とヴァルター・サンチェス・インダストリオール書記長は言う。