ロシア連邦によるインダストリオール・グローバル・ユニオンの「望ましくない組織」指定発表に関する声明

2024 年 3 月 9 日

 我々は、ロシア連邦検事総長がインダストリオール・グローバル・ユニオンを「望ましくない組織」であると宣言したという情報を、民間情報源および公共メディアから得た。この発表の理由は公表されていない。

インダストリオール・グローバル・ユニオンはこの決定に断固として反論する。これは、ILO中核的労働条約を含む基本的人権と労働組合の権利の遵守に反するものである。

インダストリオール・グローバル・ユニオンは、130カ国の鉱業・エネルギー・製造業部門で働く5,000万人の労働者を代表し、世界中の労働者を組織化し、その集団的な力を高め、企業や政府に対して労働者の権利と共通の利益を促進・擁護することを目的としている。

インダストリオール・グローバル・ユニオンは、基本的労働組合権と人権の尊重を促進するために闘う。インダストリオール・グローバル・ユニオンは、世界中の自由、平和、民主主義、社会正義のために立ち上がる。

1990 年代初頭から、インダストリオールとその創設組織であるIMF、ICEM、ITGLWFは、環境に 配慮しつつ、すべての労働者に公正な富の分配、良好な労働条件、雇用、安全保障を提供す る民主的で公平かつ持続可能な経済構造を求めて、ロシアの労働組合と緊密に協力し てきた。

インダストリオール・グローバル・ユニオンは、ロシア連邦が、この困難な国際的局面において、ロシアの労働者を国際的な 代表から置き去りにしている、理解しがたい不当な決定を撤回することを期待する。